隕石として宇宙からやってきたギベオン。これまでの古い価値観から、新しい価値観へ持ち主の意識を変えるパワーストーンとして知られています。ギベオンは、地球が誕生した46億年前より遥か昔から広大な宇宙を旅してやってきたアイアンメテオライト(鉄隕石)の一種です。
約4億5千万年ほど前に地球の大気圏へ突入し、凄まじい衝撃と大気との摩擦により爆発して数千の破片となって飛散し地表にたどり着いたと考えられています。それは現在の南西アフリカに位置するナミビア共和国ハルダプ州のナマランド砂漠の周囲390×120kmに拡散した状態で存在し、1836年にイギリスの探検家・J.Eアレクサンダー氏によって発見され、その後、26,000kgの破片が回収されています。
ギベオンを含む鉄隕石は、手にした時、実際の重さよりも重く感じるのが特徴的で、このことから「聖なる石」として崇められたり、地球外からメッセージを届けにやってきたとされ、大切にされてきました。古来日本では、隕石は天意を表すためのご神体となったり、神事や祭事などで使われてきました。アクセサリーとして身に着けることはもちろんのこと、置物として飾ったりする際の相性の良い方位は北となります。